大岩3区 暗誦の会テキスト

出典 「偶成」 朱熹


<本文>

偶成 朱熹

少年易老學難成
一寸光陰不可輕
未覺池塘春草夢
階前梧葉已秋聲

<読み下し文>
偶成 朱熹

少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
いまだ覚めず池塘春草の夢
階前の梧葉すでに秋風

<読み方>
ぐうせい しゅき

しょうねんおいやすくがくなりがたし
いっすんのこういんかろんずべからず
いまださめずちとうしゅんそうのゆめ
かいぜんのごようすでにしゅうせい
(61字)

<意味概略>

年が年老いていくのはあっという間だが、 学問がモノになるのは大変難しい。
だから、わずかな時間も惜しんで一生懸命に勉強すべきなのだ。
春に池のほとりに草がゆらぐのを見ながらうつらうつらと夢を見ていたかと思うと、
庭先のアオギリはもう秋の気配を帯びている。

<朗読例>
http://kanshi.roudokus.com/mp3/guusei.mp3