大岩3区暗誦の会

「静夜思」 李白

<本文>

牀前看月光
疑是地上霜
擧頭望山月
低頭思故郷


<書き下し文>

牀前月光を看る
疑うらくは是地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み
頭を低(た)れて故郷を思う


<読み方>

せいやし りはく

しょうぜんげっこうをみる
うたがうらくはこれちじょうのしもかと
こうべをあげてさんげつをのぞみ
こうべをたれてこきょうをおもう
(67字)


<意味概略>

寝台の前に月光が差している。
まるで地表を霜が覆っているかと見まがうほどだ。
頭を上げて山ぎわにかかる月を見ていると、
だんだん頭が垂れてきて 気が付くと故郷のことをしみじみ思っていた。